【中国日本人拘束】邦人を“スパイ”に仕立て新たな反日材料に 「政府の依頼」追及材料に利用か
中国で外国人がスパイ容疑で拘束されることは、以前からよくあったが、海外報道で明らかになっても、肯定も否定もしない態度を取るのが、中国政府の長年のやり方だった。だが、近年は外国人の“スパイ事件”を開示することが増えている。中国当局は従来、狙われた機密情報の内容や捜査手法を隠し、また「公開すると相手国のメンツがつぶされ、その国で活動する中国人スパイが逮捕されて報復もされるリスクが高くなる」(中国政府関係者)ことを理由に“スパイ事件”の公表は極力控えてきた。