【安倍経済の罪業】景気後退とインフレが同時進行し、人々の生活が苦しくなる「スタグフレーション」であったことが鮮明に
「分配」へ変革の兆し 安倍経済の罪業
【時代の正体取材班=田崎 基】働く人の多くが将来に不安を抱え、貯蓄もできず、生活は厳しくなり、だから消費が伸びない。この平成期の長期景気低迷から脱しようと2013年から本格始動したのが「アベノミクス」であった。「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」という「三本の矢」だが、開始から丸6年を経てもなお当初の目標「物価上昇年率2%」を達成できずにいる。