【考古学】佐野市の黒袴台遺跡から大規模集落跡発見 縄文時代早期の北関東最大級か 栃木
県埋蔵文化財センター(下野市紫)によると、佐野市黒袴町の黒袴台(くろはかまだい)遺跡から、縄文時代早期中葉(約8500年前)の大規模な集落跡が発見された。同センターの2013〜14年度の発掘調査で分かった。北関東エリア固有の出流原(いづるはら)式土器や交易で持ち込まれたとみられる黒曜石の矢尻「石鏃(せきぞく)」が多数見つかり、同センターは「交易や石器製作が行われ、地域の拠点となるような大きなムラだったと考えられる。