【宇宙】アミノ酸のもとになる物質 星が生まれる場所に多く存在
生命体のたんぱく質を作るため不可欠なアミノ酸のもとになる物質が、宇宙で星が生まれる場所に多く存在することが明らかになったとの観測結果を、国立天文台などの研究チームが11日に山形市で開幕する日本天文学会で発表する。同天文台は「地球以外にも生命が存在する可能性を高める成果」と説明している。同天文台の大石雅寿(まさとし)准教授(電波天文学)らは、野辺山宇宙電波観測所(長野県)の45メートル電波望遠鏡で、地球から2万8000光年と5500光年の位置にあるガス雲を観測した。