【医療】「縄文人の末裔」だけの疾患ではない? 調査で判明、白血病ウイルスは各地で感染拡大中
かつては縄文人だけが感染していたという説のある「成人T細胞白血病型ウイルス1型(HTLV-1)」。一時は、母子感染対策が徹底されることで消滅していくのではないかとも言われていましたが、最近の調査では若い世代に広がっていることが分かりました。その理由として、性行為を介しての感染が考えられます。今回は、3年前と今年5月に相次いで公表された二つの調査から、こうした状況を読み解き、さらに現在の問題点や感染防止の重要性を指摘したいと思います。