トランプ氏、5日のウィスコンシン州予備選で大敗するなど失速気味 党大会での「決選投票」が現実味を帯びる
【ワシントン西田進一郎】米大統領選に向けた共和党候補指名争いで、5日に行われた中西部ウィスコンシン州の予備選は、党主流派から支持を受けるテッド・クルーズ上院議員(45)が圧勝した。指名争いをリードしてきた実業家ドナルド・トランプ氏(69)だが、最近は失言への批判を浴びるなど、失速気味だ。主流派が目指している7月の党大会での「決選投票」が現実味を帯び、今回の結果は「(指名争いの)転換点」(クルーズ氏)になる可能性がある。