【宗教】ローマ法王、欧米諸国に苦言「軍事介入によって混乱とイスラム国の台頭を招いた」「ロシアとは分析が一致している所があった」
【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は6日、中東の民主化運動「アラブの春」やイラク情勢への対応に関し、軍事介入によって混乱と過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭を招いた欧米諸国は自己批判しなければならないと苦言を呈した。8日付イタリア紙コリエレ・デラ・セラが伝えた。法王はバチカンでのコリエレ紙幹部との非公式会合で「アラブの春とイラクで何が起きるかは想像できたはずだ」「軍事介入前にはリビアは一つの国だったが、今では50にも分かれている。