【社会】「警官が来なければ夫は殺されずに」 警察官が犯人を取り違え弁護士が刺殺された事件、国家賠償初弁論…秋田県は争う姿勢
★ 「警官が来なければ夫は殺されなかった」 取り違え弁護士刺殺、国家賠償初弁論秋田市で平成22年、弁護士の津谷(つや)裕貴(ひろたか)さん=当時(55)=が犯人と取り違えた警察官によって取り押さえられている間に刺殺された事件で、遺族が秋田県と殺人罪などに問われた菅原勝男被告(69)=1審懲役30年=に総額約2億2300万円の国家賠償と損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、秋田地裁(棚橋哲夫裁判長)で開かれ、県側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。