【医療】腎臓がん手術中に動脈を誤切断、女性患者が死亡
山口大医学部付属病院(山口県宇部市)は24日、腎臓がんの手術中に、切断の必要がない動脈を誤って切断し、50歳代の女性患者が死亡する医療ミスが起きたと発表した。発表によると、手術は今月10日、泌尿器科の40歳代の執刀医と助手2人が行った。腹腔(ふくくう)鏡手術で左の腎臓をがん細胞ごと摘出する際、腸管や膵臓(すいぞう)につながる「上腸間膜動脈」と肝臓、脾臓(ひぞう)、胃の一部に栄養分や酸素を運ぶ「腹腔動脈」の計2本を「腎動脈」と思い込んで切断。