【ドイツ】ネオナチ首謀格の女に終身禁錮 移民ら10人殺害
ドイツで移民ら10人が連続して殺害された事件で、独南部ミュンヘンの上級裁判所は11日、極右ネオナチ組織の首謀格の女、ベアーテ・チェッペ被告(43)に求刑通り最高刑に当たる終身禁錮を言い渡した。戦後のドイツでネオナチによる最悪の犠牲を出した事件とされ、独社会に大きな衝撃を与えた。判決などによると、ネオナチ集団「国家社会主義地下組織」(NSU)のメンバーだったチェッペ被告は2000~07年、仲間の男2人とともに独各地でトルコ系などの男性9人とドイツ人女性警察官1人を射殺した。