【八幡和郎】共通認識できる歴史教育で中韓の“国粋教育”に対抗を 「世界に通用する日本史」必要
長州藩では毎年正月、古い家臣たちが藩主の前にそろい、関ヶ原の戦いのリベンジ(=倒幕)を今年は決行するかお伺いする儀式があったといわれるほど歴史意識を大事にしていた。現代の日本人を見ると、「世界に通用する日本史」というべきものを共通認識として持っておらず、「自虐史観」が教育やマスコミを支配している。明治日本が確立した「皇国史観」は当時としては大きな役割を果たしたが、21世紀の今日では、もう少しモダンでなければ説得力がない。