【国際】香港の高度な自治「損なわれている」、ラッセル米国務次官補が強い懸念…「香港市民の決意を甘く見ない方がいい」
米国のラッセル国務次官補は3日、米上院外交委員会の東アジア太平洋小委員会で証言し、香港に保障されている高度な自治が「損なわれている兆候がある」と強い懸念を示した。香港民主派のデモをめぐり「内政干渉」と反発する中国を改めて牽制(けんせい)した形だ。ラッセル氏は同委の公聴会で、1997年の香港返還後も50年間は保障された「一国二制度」のもとでの高度な自治が、香港の繁栄の基本だと指摘。