【朝日新聞/社説】嫌韓本がはやり、慰安婦像を建てる。不毛な応酬で慰安婦の救済が置き去りに―。そんな状況を打開したい★4
朝日新聞は、戦後に例がない大きな試練を自ら招いてしまいました。一昨日、木村伊量(ただかず)社長が記者会見し、福島原発事故での「吉田調書」をめぐる誤報や、慰安婦報道での間違った記事の撤回の遅れなどを謝罪しました。「吉田調書」は、社説でも取り上げ、全面公開を求めました。その中で、誤報だった記事に基づいて「所員の9割が命令に反して10キロ余り離れた別の原発に一時退避」や「所長の指示・命令が守られず」という表現を使いました。