【兵庫】旧陸軍の無線機、民家で発見 戦後はラジオに“改造”し愛用
太平洋戦争中、旧陸軍で使用されていた受信用無線機が、兵庫県加古川市神野町石守の民家倉庫で見つかった。戦後間もなくは、元自動車教習所職員の竹中輝次さん(故人)宅でラジオとして愛用された。70年以上前の“戦争遺産”を前に、家族らは懐かしそうに当時を振り返っている。(辰巳直之)6年前に82歳で死去した輝次さんは1944(昭和19)年ごろ、現在の山手中学校(同市山手1)周辺にあった旧陸軍航空通信学校神野教育隊に軍属として出入りし、無線機の修理や通信業務に従事した。