【金融】日銀の外債購入はあるか?安倍首相も言及
日銀の外国債券購入論が、市場関係者らを賑わせている。日銀が返済不要の財政資金を供給する「ヘリコプターマネー」と並ぶ奇策だが、金融市場の動向によって、現実味を帯びるとの観測もある。この話の「火元」は、誰あろう、安倍晋三首相だ。2016年9月5日夜、中国・杭州で開かれていた主要20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)閉幕後の記者会見で、円高の影響に関連して「日銀による外債購入が為替介入を目的とする場合は日銀法上、認められていない」と日銀の外債購入に言及した。