【労働】なぜ最低賃金の引き上げが必要なのか? 米経済学者が解説 「労働市場は経済の教科書のようには動かない」
米国での最低賃金の引き上げが、たびたび話題になっていますが、なぜいまそのような取り組みが求められているのでしょうか。3月8日付けの米The Fiscal Timesに、マクロ経済学者のマーク・トーマ氏が寄稿しています。トーマ氏によれば、労働市場は経済学の教科書のようには動かないとのこと。労働者が自ら生産した製品相当の賃金を支払われ、インフレ率や生産性の変化に応じて賃金が上がるようなことは、現実からはほど遠いというのです。