【社説】軽視される自衛官の命、週のはじめに考える…武力行使のハードルを下げる安全保障法制のもと、「自衛官の命」は守られるのか
ソース(中日新聞・社説)
政治の役割は国の平和を守り、国民の命を守ること。武力行使のハードルを極端に下げる安全保障法制のもと「自衛官の命」は守られるのでしょうか。二〇〇四年一月、陸上自衛隊は、戦火くすぶるイラクへ派遣されました。当時の小泉純一郎首相が世界に先駆けてイラク戦争への支持を表明、すると米国から「ブーツ・オン・ザ・グラウンド(陸上自衛隊を派遣せよ)」と求められ、その通りにしたのです。