米経済誌が懸念した米国の「日本病」 結局は日本固有の病か?
超金融緩和の出口政策、金融政策の正常化というチャレンジで、またしても日本銀行は米国や欧州の主要中央銀行に置き去りにされることになった。米欧は「ゼロ成長・ゼロインフレ・ゼロ金利」の長期化、いわゆる「日本化」を強く警戒してきたが、まずはそこから距離を置くことに成功しつつあるようだ。今月、英イングランド銀行(BOE)が利上げ、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和の縮小前倒し、欧州中央銀行(ECB)が来年3月の緊急資産買い入れ終了と、相次いで金融政策の正常化に動いた。