【生態学/観察技術】サンゴの「キス」を撮影、新開発の海底顕微鏡で 「ガリレオの望遠鏡以来の革新」、サンゴの微細な生態が明らかに
巨大なサンゴ礁を形成するサンゴは、間近で見ても十分に美しい生物だ。さらによく見ると、それぞれはイソギンチャクのような触手を持つポリプと呼ばれる構造で、体の大きさはわずか数ミリ程度である。そしてサンゴに栄養を供給する褐虫藻や、サンゴの表面を覆って窒息させてしまう細菌やウイルスはもっと小さい。サンゴ礁の世界がどのように機能しているのかを本当に理解するには、さらに至近から観察してみる必要がある。