【朝日新聞】南米チリの憲法起草会議議長に、先住民族マプチェ女性が選出 1年弱かけて新憲法案を起草
南米チリで4日、新憲法を起草する制憲代表者会議が発足し、先住民族マプチェの女性議員が議長に選出された。歴史的に抑圧されてきた先住民がこうした地位に就くのは珍しい。会議は9~12カ月の間に新憲法案を起草することになる。言語学者でもあるエリサ・ロンコン議員(58)は議長に選出されると、マプチェの言葉マプドゥングンであいさつした後「この会議は、多民族国家のチリ、多文化混交のチリ、女性らの権利を侵害しないチリ、大地の母を大切にするチリ、あらゆる支配に対抗するチリに変えるだろう」と述べた。