【社会】防災ラジオ配布せず=900台購入したまま―山形県米沢市
山形県米沢市が、地震や豪雨などの災害時に国や市からの避難情報を伝える防災ラジオ900台を市民に配布せず、保管し続けていることが27日分かった。市危機管理室によると、2014年度に900台購入したが、配布対象に想定していた65歳以上の独居世帯と障害者のいる世帯が、計7000世帯近くあった。同室は「どこに配るか考えがあったわけではなく、最初の取っ掛かりということで予算を計上した」としており、今後、土砂災害特別警戒区域に対象を絞るなどして配布するという。