【社会】硫化水素の吸引防護器具使わせず JXと社員3人を書類送検 作業監視怠った疑い
作業員の呼吸用保護具の使用を監視する業務を怠ったとして、倉敷労働基準監督署は2日、労働安全衛生法違反の疑いで、JX日鉱日石エネルギー(東京都千代田区)の製油グループのグループマネジャーら3人と、法人としての同社を書類送検した。送検容疑は、今年7月1日に同社水島製油所(岡山県倉敷市)で、原油から硫化水素を抜く作業中、配管から出た硫化水素を吸引させないように、男性作業員(61)に呼吸用保護具を着けさせる業務をしなかった疑い。