【欧米/アルコール事情】フランスはワイン規制で飲酒量半減、アメリカは公共の場で飲酒すれば逮捕、カナダは球場でも禁止
「ワイン王国」のフランスは1960年代、世界一の飲酒国(1人年間100リットル)だったが、現在、飲酒量は半分以下(42リットル)に減った。政府が飲酒による健康被害と労働生産性の低下など社会的損失の増大を旗印に飲酒規制を敷いてきたからだ。ワインのテレビCMを全面禁止し、国民に「ワインを飲むとがんの発生が高まる」というパンフレットを配布、ワイナリーには低品質のワインを大量生産するのではなく、品質を高めることで価格を引き上げさせた。