【軍事】世界の国防費、アジアの4割強は中国 日本は7位から8位に後退 英国の有力シンクタンク
英国の有力シンクタンク国際戦略研究所(IISS)は9日、世界の軍事情勢を分析した報告書「ミリタリー・バランス2016」を発表した。中国はアジア(オセアニアを含む)の国防支出に占める割合が15年に41%を占めた。日本はアジアの11・5%に低下、南シナ海などで覇権強化が進む中国との差が一層広まった。またシリアのアサド政権を支持して軍事進行したロシアも軍の近代化を進めており、報告書は「今後10年で中露のハイテク化が進み、西側の優位性が減退する恐れもある」と中露の軍備増強に警戒感を強めている。