【西日本新聞】冷え込んだ中国や韓国との近隣外交の立て直しも待ったなしの急務だ 安倍改造内閣 政策の実行力を問いたい
第2次安倍改造内閣がきのう発足した。主要閣僚を留任させ、基本政策の継続を印象付ける一方、5人の女性閣僚を起用するなど清新さもアピールしてみせた。総じて手堅い人事といえるだろう。石破茂前自民党幹事長を新設の地方創生担当相としたのは、次期総裁選の有力なライバル候補を閣内に取り込む狙いとされる。内閣改造に先立つ党役員人事で総裁経験者の谷垣禎一氏を幹事長に据えた異例の人事は、「挙党態勢」の象徴という意味合いを持つ。