【AI】仏学者が警鐘鳴らす「AIと巨大IT企業の情報操作」
人工知能が急速に進歩し、社会に浸透する中、AI(人工知能)が人間を超えるとした「シンギュラリティ仮説」を唱え、人工知能への脅威を煽る声も目立ってきた。だが、仏ピエール・マリキュリー大学情報学教授で哲学者のジャン=ガブリエル・ガナシアさんは、近著「そろそろ、人工知能の真実を話そう」(早川書房)で、シンギュラリティ仮説には科学的根拠はなく、むしろこれを喧伝するGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)といった巨大IT企業の戦略に目を向けるべきだと説く。