「問題はインバウンドよりも日本人のほう」外国人登山者の遭難多発で“救助有料化”議論も…山岳事故が相次ぐ「根本的な課題」とは

(前略)
日本の登山ルール・マナーの周知不足も課題
近年になって外国人の遭難事故が増えている背景には、山岳観光地に彼らの受け入れ体制が十分に整っていないという現実がある。富士山や北アルプスなど外国人に人気の高い山においては、多言語表記の道標(どうひょう)や案内板を整備したり、山小屋や自治体や登山系サイトがウェブで多言語の情報を発信するなどしているが、それが広く行き届いているかは疑問だ。