【物理】アインスタイニウムから生じた非対称核分裂 - 従来研究では説明不能な新発見

アインスタイニウムから生じた非対称核分裂 - 従来研究では説明不能な新発見
日本原子力研究開発機構(原子力機構)、近畿大学(近大)、東北大学、九州大学(九大)の4者は5月15日、人類が利用できる最も重い人工元素であるアインスタイニウム(原子番号99)の同位体「254Es」から、同じく人工元素であるメンデレビウム(原子番号101)の同位体「258Md」を生成してその原子核の核分裂を調べたところ、励起エネルギーの増加によって非対称核分裂が増えるという、従来の理論では説明不能な新しい核分裂を観測したと共同で発表した。