「自閉症の流行原因を6カ月で解明」というケネディ保健福祉省長官の疑似科学

「自閉症の流行原因を6カ月で解明」というケネディ保健福祉省長官の疑似科学2025年4月16日、米国のロバート・F・ケネディ保健福祉省長官は就任後初の記者会見で、自閉症診断の増加傾向データを示すとともに、自閉症の環境的原因をつきとめる新たな研究を開始し、今年9月までには一定の結論を出すと話した。(注1)その前日に発行された疾病対策センター(CDC)の「自閉症と発達障害モニタリング報告書」によれば、米国内の16カ所で調べた8歳児の自閉症診断の割合は、全体で31人に1人(2022年)だった。