【宇宙】40億年前の火星は厚い大気に覆われていた 太古の隕石に刻まれた火星環境の大変動/東京工業大
40億年前の火星は厚い大気に覆われていた ―太古の隕石に刻まれた火星環境の大変動―
2017.09.05
要点
・理論計算と火星隕石の化学分析データの比較から太古の火星大気圧を推定・40億年前の火星は地球と同程度(約0.5気圧以上)の厚い大気に覆われていたことが判明・40億年前以降に起きた大気量の減少が地球との運命を隔てた可能性を示唆概要
東京工業大学 地球生命研究所の黒川宏之研究員と千葉工業大学惑星探査研究センターの黒澤耕介研究員らの研究グループは、40億年前の火星が地球と同程度の約0.5気圧以上の厚い大気に覆われていたことを突き止めた。