女性の都市部への流出「日本全体の活力低下につながる」と危機感…男女共同参画白書

政府は13日、2025年版の男女共同参画白書を閣議決定した。女性の都市部への流出が「将来的には日本全体の活力低下につながる」との危機感を示し、固定的な性別役割分担を前提とした制度や慣習を見直す必要性を訴えた。白書では、進学や就職で都市部に来た女性が、地方に戻らない傾向が強まったと指摘した。一方、内閣府が地方出身の東京圏在住者を対象に行った昨年の調査で、出身地に「愛着がある」と答えたのは男性の50%に対し、女性は62.9%と高かったことも紹介。