【狼】オオカミを群れのリーダーにさせる寄生虫が研究で明らかに、感染で46倍も割合が増加
■感染するとリスクを取る行動が増加、人類の3分の1超も感染するトキソプラズマオオカミに独立を決意させたり、群れのリーダーであることを主張させたりする要因は何だろうか。この疑問は長年、科学者の興味を引いてきた。2022年11月24日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された最新の研究によれば、寄生虫トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)に感染したオオカミは、感染していない個体に比べて、群れのトップに立つ可能性が高いという。