日大背任、コンサル代表に有罪 元理事らと共謀―東京地裁
日本大学医学部付属板橋病院をめぐる背任事件で、日大元理事の井ノ口忠男被告(65)らと共に背任罪に問われた医療コンサルタント会社代表、吉田徹也被告(51)の判決が6日、東京地裁であり、神田大助裁判長は吉田被告に懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。検察側は論告で、吉田被告が同病院の納入契約で井ノ口被告や医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳被告(62)に利益を得させるため、籔本被告が実質的に経営する2社を介在させるスキームを考案し、自社も1億5000万円の利益を得たと指摘。