【医学】米で大反響 バクテリアが「がん細胞」を破壊し完全除去 癌細胞のカムフラージュを剥がす「バクテリアによるトロイの木馬」
【ニューヨークからお届けします】
遺伝子を再プログラムされたバクテリア(細菌)を使い、がん細胞を破壊できることがマウス実験で証明された――。医学誌「ネイチャー・メディシン」に発表され、大きな反響を呼んでいます。発表したのはコロンビア大学の研究チームです。人の免疫細胞は自力でがん細胞を破壊できますが、問題はがん細胞がCD47という遺伝子からつくられるタンパク質を利用して、免疫細胞の目を逃れていること。