【社会】マルチ疑惑の「サンク」債権者3900人 出資金回収は困難
サンクの決済端末事業に出資したオーナーは約3900人、債権額は約100億円に上り、同社の負債総額111億円の大半を占める(金額は破産申し立て時点)。これに対し、資産は簿価上は64億円あるが、回収可能見込み額は9億円にとどまる。租税債権(税金)は、オーナーらの破産債権よりも優先的に支払われる。同社は追徴税7億4千万円を修正申告しており、破産管財人の弁護士はホームページで、オーナーらへの支払い(配当)が実施できるかどうかは不明としている。