北朝鮮、豪雨被害で1000人以上の犠牲者が出た鴨緑江の護岸工事に小中学生を動員 石集めのノルマで過酷作業、教育現場では混乱も

北朝鮮では、昨年7月に中国との国境地帯の鴨緑江の沿岸地区の平安北道などで、豪雨による災害が発生し、1000人以上の住民が死亡または行方不明となり、避難対象になった被災者は1万5000人以上になったと伝えられている。これを受けて、今年6月初旬から鴨緑江沿いの護岸工事が開始、金正恩・朝鮮労働党総書記は復旧活動に30万人の「志願者」を動員するとしており、付近の学生なども動員して、昨年の浸水した場所などに敷き詰める石集めの作業が行われている。