異世界転生ガチャは思い通りにいかない! 『蜘蛛ですが、なにか?』の面白さとは?
勇者や英雄になれるとは限らないから異世界転生は厄介だ。カルロ・ゼンの『幼女戦記』では中年男が赤ん坊の女の子にされて送り出された。伏瀬『転生したらスライムだった件』では最弱モンスターのスライムに転生して、文字通りに手も足も出ない状況からの再スタートを迫られた。馬場翁による『蜘蛛ですが、なにか?』(KADOKAWA)も転生ガチャのハズレ度合いでは負けていないが、超逆境からのスタートだからこそ味わえるスリリングな展開があって、小説からコミック、そしてアニメへと展開されて大人気になっている。