【文芸】「難しい本を読んでないのは恥」の教養主義はなぜ没落したのか……『なぜ働』の三宅香帆さんと竹内洋さんが語り合った ★2

三宅香帆氏(左)、竹内 洋氏(右)
2003年に刊行された中公新書『教養主義の没落』が、シンガーソングライターの米津玄師さんから「べらぼうに面白かった」と評されたのを機に、今年に入って3回の増刷を重ねている。著者の竹内洋さんと、同書に触発された『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)で「新書大賞2025」の大賞を受賞した三宅香帆さんが、教養について語り合った。