アイヌ差別「ある」微増 内閣府調査、歴史の理解不十分
内閣府は14日、「アイヌに対する理解度に関する世論調査」結果を公表した。アイヌ民族への差別や偏見が「ある」と答えた割合は、2016年の前回調査と比べ3.4ポイント増の21.3%。「ない」と答えたのは、同22.0ポイント減の28.7%だった。「ある」と答えた人に差別や偏見の背景を複数回答で尋ねると、「アイヌの歴史に関する理解の不十分さ」の78.9%が最多で、「アイヌ文化に対する理解の不十分さ」75.4%、「行政や学校教育でアイヌの人々への理解を深める取り組みの不十分さ」61.3%が続いた。