【技術】7メートル先の心臓の動きを捉え、血圧を推定する装置が開発される
北九州市立大は13日、電波を使った非接触式の血圧測定センサーを開発したと発表した。1拍ごとに変動する血圧を連続測定することが可能で、家庭用の計測器として1年後の実用化を目指している。同大国際環境工学部の梶原昭博特命教授(電波応用工学)が開発したセンサーは、縦5センチ、横4センチ、厚さ0・5センチ。「ミリ波」と呼ばれる電波を使って、心臓の動きを胸部の0・1~0・5ミリのわずかな動きから捉え、呼吸や心拍変動を測定して血圧を推定する仕組みとなっている。