【アフリカ】「接種会場に誰も来ない」支援のワクチン7割返還 接種の重要性が国民に伝わらず SNSなどで根拠のない風評を信じる
新型コロナウイルスのワクチンを巡る先進国と途上国との供給格差が指摘される中、アフリカ中部コンゴ民主共和国は4月、国際支援で供給されたワクチンの大半を返還していた。接種の重要性が国民に正しく伝わらず、ワクチンを打とうとする人がほとんどいないためだ。(キンシャサ 深沢亮爾、写真も)8月後半、首都キンシャサの病院に設置されたワクチン会場で、防護服姿の看護師らはけだるそうにイスに腰掛けていた。