【技術】約3万円の電卓に「進化の最終到達点」を見た
電卓というのは「電子式卓上計算機」の略。つまり電子回路を搭載した卓(テーブル)上に乗るサイズの計算機、ということである。「計算機がテーブルに乗るなんて当たり前だろ」と思われるかもしれないが、いやいや、電子計算機が卓上サイズになったのって、たかだか50年ちょっと前の話なのだ。それ以前は真空管を大量に積んだタンスのような巨大なモノだったし、1963年にイギリスで発明された世界初の電卓だって、今のパソコンよりもずっと大きく(重量16kg)、専用の机にドカッと鎮座しているような形だった。