【国際】男性の脳と女性の脳の働きは異なることが判明、動物実験の見直しへ(米研究)
脳障害のなかには、程度や状態に男女差が見られるものがあるが、その差異にどのように生物学的または文化的な要因が関係しているのかについてははっきりしていない。しかしこのほど、男女の脳の働きは分子レベルで異なることが、『ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス』誌に発表された最新研究により報告された。米ノースウェスタン大学のキャサリン・S・ウーリー博士率いる研究チームは、記憶を司る脳の部位、海馬内に存在する脳内麻薬の一種であるマリファナ類似物質(内因性カンナビノイド)の研究を行ってきた。