【社会】アライグマ、鹿児島で21年ぶり捕獲 農作物被害を懸念 県は情報提供呼び掛け
外来生物法で輸入や飼育が禁じられた「特定外来生物」に指定されているアライグマが鹿児島県内で1頭、21年ぶりに捕獲された。元々は北米原産で日本にはいなかった動物だが、全国39都道府県に生息範囲が拡大し、各地で農作物被害や生態系への悪影響が報告されている。九州7県では鹿児島県のみで定着が確認されていなかったが、県は「県内に定着したとなれば、農作物に多大な被害が予想される」として、現状を把握するため広く情報提供を呼び掛けている。