【アメリカ】テロ容疑者へのCIA尋問、59%が「拷問」支持…テロへの恐怖が、過酷な尋問を正当化する米社会の複雑な心理を浮き彫りに
17日付の米紙ワシントン・ポストは、上院情報特別委員会の報告書公表で問題となった中央情報局(CIA)によるテロ容疑者に対する過酷な尋問手法について、59%が「支持する」と答えたとする世論調査結果を発表した。「支持しない」は31%と支持派の半分程度にとどまった。「水責め」などによる尋問は「拷問」に当たるとして国際的な非難も受けたが、テロへの恐怖が、人権問題に直結する過酷な尋問手法を正当化する米社会の複雑な心理を浮き彫りにしたといえそうだ。