【東亞日報/社説】米国とアジア太平洋を分かち合うという中国の覇権戦略、韓国の外交戦略が問われている
中国の習近平国家主席が昨日閉会したボアオ・アジアフォーラムで、「アジアが運命共同体に向かって、新しい未来を開拓して行こう」と呼びかけた。中国が推進している一帯一路(陸海上のシルクロード)とアジアインフラ投資銀行(AIIB)はアジア運命共同体作りの重要な手段として提示された。AIIBの立ち上げを巡って米国と繰り広げた力比べが、中国の完勝で終わったところでの宣言で、まるで「ユーラシア覇権の宗主国」宣言とも受け取れる威勢が感じられる。